この記事ではCatchyヘビーユーザーの私が、契約を迷っている人へ事前に知っておいて置きたいポイントを解説します。デメリットをしっかりと理解して、後悔のないようにしてくださいね。
目次
Catchyのサービス概要
2022年6月のリリースから半年で3万人が登録した国内最大級のAIライディングサービスです。
100種類以上のツールが無料で使えるお試しプランが用意されています。マーケティングや記事制作などのアシスタントAIとしての活用が見込まれ、ビジネスや副業の売上UPを支援してくれます。
どんなことにCatchyを利用しているか
わたしはアイデア出しから構成、本文にいたるまで記事制作に関係する全ての作業にCatchyを利用しています。ここ1カ月は毎日5時間以上ふれ試行錯誤中です。
現にこのブログには9割をAIに書かせた記事も投稿しています。そんなわたしがCatchyのここが気に入らない!と思うポイントを解説します。
なぜこんな記事を上げたのか
デメリットを前面に押し出した記事を書いても私には得をしません。それでもこの記事を上げようと思った理由は2つあります。
- サービス向上の一助になって欲しい
- レビュー記事がメリットで溢れている
他のユーザが書いたレビュー記事みていると、紹介するためだけに安い金額で契約した人が「このAIすごいよ!もうライターなんていらないかも」と言っているのに嫌気が刺しました。正直に言えばそんな使えるツールじゃねーよって話です。
もちろんシステムの改善によって劇的によくなる可能性はあります。ただ今の段階でメリットだけを押し出すのは…ちょっとね~
この記事を読んだ人がデメリットを理解したうえで利用するのは良いんです。契約してみたけど使えねーと辞めていく。それを無くせたらなと思っています。
そのため切り込んだ(半ディスり状態の)内容もありますがご容赦ください。前置きが長くなりました本編に移りましょう。
気に入らないポイント5選
良い文章の生成率が悪い
Catchy最大のデメリット(気に入らないポイント)は文章精度の悪さです。私の肌感としては5回生成させて1回良い文章が出るかどうかです。もちろん初回で納得することもあります。ただ大半の場合が「そんな日本語使わねーよ」と言いたくなる文章で、読むのがつらくなります。
Catchy側がクレジットを余分に使わせようとしてるんじゃ…と下衆の勘繰りをしてしまうほどです。初めて契約する人の大半がstarterプランの3,000円を試すので、あっという間にクレジットがなくなりますよね…あとは想像にまかせますが、そうゆうことです。
なぜここまで叩くのかというと、Catchyに搭載されているAI(openAI社が開発したChatGPT-3)の方が明らかに文章の精度が良いからです。しかも2023年1月末時点では無料で利用できます。それを間借りしたサービスが「これじゃーね」と言いたくなります。
わたし自身システム屋ではないので技術的な部分は分りません。ただ生成された文章の良し悪しはブロガーとして判断できます。文句をいっても仕方ないので改善されるのを待ちましょう。
※2023年1月17日にopenAI社がAPIの公開予告をしたのでCatchyに導入されると改善が見込まれる
既存のセットツールが使えない
Catchyには4つ(記事制作・YouTube企画・事業計画・プレスリリース)のセットツールがあります。これはアイデア出しから本文の制作までを1つのツール内で完結させたものです。
正直にいいます。このツール本当に使いにくい!恐らくCatchyが使えないと言われるのはこのセットツールが原因です。せっかくなので「記事制作」を例に解説します。

記事制作はこのような画面で以下4つの工程を順に進むことで記事が完成します。
- タイトル作成
- 導入文作成
- 見出し作成
- 本文作成
このツールを作った人は記事を書いたことがあるのか疑問に思います。大半のブロガーなら以下の工程を踏むはずです(ガチの人は別)
- 書きたいテーマを決める(ザックリ)
- テーマに関連しそうな見出しを抽出
- 構成に合わせ見出しの順を決める
- タイトルを仮決定する
- 本文を追加する(5と6は順不同)
- 本文に合わせ導入文を書く
- タイトルを決定する
この流れを手順に置き換えてみると。
あなたの作業
書きたいテーマを入力する
必要な見出しを選択する
本文を大まかに修正する
導入文を決定する
AIによる作業
関連する見出しの生成
簡単な本文の生成
導入文の生成
タイトルの生成
これで大まかな原稿ができ、そこから人が加筆修正していくのがベストです。私はこの流れを個別ツールで再現しています。
ツール数がムダに多い
Catchyは100種類以上のツールを売りにしています。でも、そんな多くのツール使いますか?まぁ使わないでしょう。話題を引くために期間限定ツールを作るのはいいです。
ただCatchyを本格的に使うユーザー(Proプラン契約者)からすると、そこに開発費用をふるな!それよりも改善すべき点があるだろうと言いたくなります。
クレジット購入で数千円しか使わないユーザーと安定的に契約しているユーザーどちらが企業とって大切か?疑問に感じます。
ここだけの話し、指示文を工夫したら「質問に答える」だけで他のツールを再現できます。もちろん入力の手間はあります。けれど作業は可能です。
本当に良いシステムはシンプルな設計のはずです。今はどうでしょう…?これについても改善に期待しましょう。
文字数制限がやっかい
全てのツールに共通しますが指示文には「500文字」の制限があります。これはAIの活用方法を潰していると言わざるを得ません。
例えば「難しい話をわかりやすく説明」「箇条書きでサービスを説明」といったツールで論文や難しい文章を要約させたくても文字数に阻まれてせっかくの機能が活かせないのです。
また生成される文章が2,000文字を超えてくると返答が途切れてしまうことも問題です。これはChatGPTでも起きますが「続きを書いて」と言えば返答をくれます。Catchyではどうか?対策方法を記事にしてくれてるけど…使いにくいです。
別々で生成すると文調が変わったり、前後の繋がりがないため加筆修正に時間がかかります。まぁこれも改善されることを期待しましょう。
海外のAIサービスに比べて割高
Catchyの月額料金は海外のAIライティングサービスに比べて割高です。
copy.ai | Jasper | Catchy | |
---|---|---|---|
月額料金 | 49ドル(約6,400円) | 29ドル~(約3,800円) | 9,800円 |
生成数 | 制限なし | 制限あり | 制限なし |
生成言語 | 日本語可 | 日本語不可 | 日本語可 |
公式発表ではありませんがChatGPTも42ドル(約5,500円)でサブスクリプション化する報道もあります。倍近くするCatchyにこれらのサービスを上回る価値があるのか…疑問に思います。
ただ2023年1月中旬のアップデートで「最新のWeb情報を含める」機能が追加されました。これはAIの弱点だった学習時点での情報しか持っていない問題を解消します。これに関してはよくやった。最高かよ!と賛辞を贈りたいです。
それでもCatchyを使う理由
さんざん辛口のコメントをしました。こんなサービスならいらないか!となった読者さんもいるでしょう。ただそんな人は数年先に後悔するかもしれません。
なぜなら、いまAIに触れることはインターネットやiPhoneが注目されだした初期段階に立ち会うようなものだからです。これは貴重なタイミングなんです。あなたはそれを逃してもいいんですか?
他にもCatchyを使う理由を3つ紹介します。
日本語ベースのツールを応援したい
前章で紹介したように海外ではCatchyより安価なサービスがあります。短期的に考えれば安い方がいいに決まってますが、それでは国内の技術が育ちません。なので私は応援する意味も込めて日本語ベースで展開されているCatchyを利用しています。
それだけでなく日本語ベースならノウハウの収集も容易になります。つまり英語アレルギーを持っている人は注目すべき点といます。
また日本の法律が適応されていることも安心に繋がります。安さをとるか、心の安心を取るかはあなたの自由です。
もし私のように日本のサービスを応援したい人はCatchyを選んでください。
接続が安定している
無料で使えるChatGPTはここ数カ月で認知度がかなり上がりました。その影響で一時期より生成速度がかなり遅くなりました。無料のため文句を言えませんが不憫さを感じます。その点Catchyは国内からの接続がほとんどで安定しています。
本格的に利用するユーザーにとっては生成速度によって作業効率が大きく変わります。ここでお金を惜しんで時間をつかうより、1回でも多く生成してノウハウを蓄積する方が得策でしょう。
今のうちからAIに慣れておきたい
Catchyを利用する最大の理由は、今のうちからAIに慣れておきたいからです。前述したようにAIサービスはシンギュラリティを迎えようとしています。あのGoogleでさえ危険視するぐらいです。
そんな技術を一般化する初期段階のいま使うことに大きな意味があります。私の場合はAIと共同でつくるブログ運営のノウハウを蓄積する予定です。
この波に乗り遅れたくないのなら、国内最大級で安心のサービスCatchyをおすすめします。