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【悪用厳禁】AIを活用した卒業論文の書き方を考察

この記事ではAIライディングサービスを活用して卒業論文を「いまよりも楽に、短期間で」仕上げる方法を考察しています。

バイトに入って学費を稼がないといけない、締め切りが迫っていて時間がない人に読んで頂きたいです。

今回使うAIは「Catchy」という国内最大級のライディングアシスタントツールで、サービス開始から半年で3万人以上の登録者を抱えています。

卒業論文の書き方をおさらい

考察の前に卒業論文の書き方についておさらいしておきましょう。そんなの知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。

①疑問や問題の特定

論文の執筆を始める前に、研究分野の既存研究によってまだ答えが得られていない、または対処されていない、取り組むべき主な疑問や問題を特定しましょう。トピックを特定したら、それに関連する情報源や関連文献を調査します。

②文献を調査する

専攻分野を決めたら、関連するすべての文献や研究を包括的に検索することが重要です。大学図書館のテキスト、教科書、雑誌記事、オンライン・データベース(Google Scholarなど)など、有用なリソースを活用すること。入手可能な情報を集めたら、そのテーマに関する現在の理解をまとめ、自分自身の考えや主張の土台を作ります。

③ステートメントを作成する

関連する文献を検討した後、論文の主な焦点と、あなたが取り上げる重要なポイントや問題を概説するステートメントを書きます。このステートメントを作成する際には、研究の目的を考慮することを忘れないようにしましょう。

④序論を作成する

論文を書き始めるには、研究の主眼と主張を要約した「序論」を作成する必要があります。この序論により、読者は論文の概要を理解し、あなたのテーマの重要性と研究の範囲を理解することができます。

⑤データの収集と分析を行う

論文を書く際には、データの収集と分析が欠かせません。研究の焦点を定めたら、アンケート、インタビュー、観察、文献レビューなどを用いて、仮説を裏付ける、あるいは仮説を覆すデータを収集します。そして、データを評価してパターンを見つけ出し、論文の論旨を形成するための結論を導き出します。

⑥要点を整理する

データを収集し、分析した後は、論文の要点を整理し、意味のある結論を導き出さなければなりません。また、批判的に考え、反論の可能性を検討し、データの収集や分析に関連する潜在的な問題にも対処する必要があります。

⑦校正と改訂卒論執筆

論文を注意深く見直し、修正する。各文章や段落が正確であるか、読みやすいかをチェックする。論文の構成と流れが明確で、論旨がしっかりしていることを確認する。

どこでAIを活かせるか考察

読み飛ばした人もいるかもしれませんが、前述した文章の9割はCatchyに書かせています。

正直な話し高卒のわたしは卒業論文の書き方を知りませんでした。ただAIを使いこなせば大半の人が納得するであろう文章を仕上げてくれます。

話を戻して卒論への活用における結論を言います。

  • ステートメントを作成する
  • データ収集と分析を行う

この2工程以外はAIを活用できます。もちろん賢い読者さんなら、すべてに活用できるかもしれませんが…

では具体的な活用例を見ていきましょう。

①テーマはAIにアイデアを出させる

アイデアを出させるためにはCatchyにある「質問に答える」という機能を使います。せっかくなので実際にアイデアを出してもらいました。

卒業論文のテーマについて

経済学部で金融論を学んでいます。どんなテーマで卒業論文を書けばいいかアイデアが欲しいです。箇条書きでテーマ案を20個出してください。

※例として経済学部を選びましたが、最初の一文をあなたに合う内容に変えればOKです

1.中国における金融政策の変遷

2.金融サービスにおけるテクノロジーの影響

3.EUにおける金融市場規制の分析

4.商業銀行におけるリスク管理手法

5.金融市場におけるデリバティブとその役割

6.ノンバンク金融機関の貢献

7.投資判断に影響を与える要因

8.為替レートは国際投資にどのような影響を与えるか?

9. 新興国における投資手法の比較

10.中小企業のための代替的資金調達手段

11.データベース管理が投資判断に与える影響

12.資本移動と国際金融市場

13.ヘッジファンドのリスク管理戦略

14.金融業界におけるFinTechの役割

15.金融業界における企業の社会的責任の展開

16.新興国における金融包摂と金融リテラシー

17.株価のボラティリティ分析

18.新興企業の資金調達構造

19.役員報酬のためのストックオプション市場

20.発展途上国におけるコーポレート・ガバナンスと財務パフォーマンス

上記のような内容が10秒ほどで生成されます。この中に研究したい内容がなければ、興味がわくテーマが出てくるまでAIを働かせましょう。

そしてテーマが決まったら、抱えている課題や問題点を出していきます。こちらも実際にやってみました。

卒業論文のテーマについて

金融サービスにおけるテクノロジーの影響についての論文を書きます。解決されていない問題点や課題について知りたいです。箇条書きで10個出してください。

1.金融サービス業における技術導入に関する規制とコンプライアンス。

2.テクノロジーを活用した金融サービスの顧客に対するプライバシーとデータセキュリティの問題。

3.金融サービスのためのテクノロジー利用に伴うリスクの評価

4.金融サービスに利用される技術のサイバーセキュリティ、脆弱性、インフラストラクチャー

5.デジタル決済、ブロックチェーン技術、銀行アプリの導入。

6.顧客の期待管理、特に規制がほとんどない分野での顧客データの保護。

7.金融サービスのオンライン化・デジタル化による顧客行動への影響。

8.オープンバンキングや投資アルゴリズムの台頭による、伝統的な銀行モデルの崩壊。

9.AIやMLによる不正検知、取引監視、AMLソリューションの開発と、その倫理的意味合い。

10.分散型金融(DeFi)サービスの台頭により、消費者市場はどのように変化していくのか。

候補となる課題が見つかれば、この工程は終わりです。0から文章を考えなくてもいいので、大幅な時間短縮になるはずです。

②課題について既存の文献を調査する

既存の文献を調査するにはGoogle Scalarなどで文献検索を使います。

既存の文献がみつかると再びAIの出番です。次は「箇条書きでサービスを説明」という機能を使います。

下記文章を例に試してみます。

近年、「ビットコイン(Bitcoin)」に代表される仮想通貨が、世界中で話題となっている。また、 当初は仮想通貨の通貨としての側面に対して多くの関心が寄せられていたものの、ここ 1~2 年にお いては、仮想通貨を支える技術基盤である「ブロックチェーン/分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology。以下「DLT」という。)」について、仮想通貨以外の領域に応用しようとする動きが様々 な産業分野において活発になり、脚光を浴びている。DLT を用いて実現可能な合意形成の対象は通 貨の移転に限らず、技術的には現在稼働している全ての中央集権型合意形成システムを DLT で書き 換えることが可能であるため、その革新性や応用範囲の広さから、DLT は IT の進化における「第 5 世代へのパラダイム・シフト」をもたらす技術基盤と評されている。

日本取引所グループの論文より引用

上記を基に生成された文章がこちら

– ビットコインに代表される仮想通貨が世界中で話題になっています

– ブロックチェーン/分散型台帳技術(DLT)は仮想通貨の技術的基盤

– DLTは仮想通貨以外の分野にも応用され、様々な産業で活用されている

– DLTは、中央集権的な合意形成システムの運用を代替するために利用することができる

– DLTは、ITの進化に「第5世代へのパラダイムシフト」をもたらす技術プラットフォームと言われている

– DLTは革新的で幅広いアプリケーションを提供することができる

要点を箇条書きにしてくるため、内容がスッと入ってきます。論文を読み漁るためには大量の時間と労力が必要です。しかしAIを使えばより多くの文献に触れることができます。

本来であれば、次はステートメントの作成ですが、これに関してはAIの活用方法が思いつかなかったので省略します。

③序論のたたき台をAIに作らせる

上記で選んだテーマについて「質問に答える」という機能で序論のたたき台を作らせます。

実際の例文がこちらです。

金融サービスにおけるテクノロジーの影響について

「分散型金融(DeFi)サービスの台頭により、消費者市場はどのように変化していくのか」をテーマに論文を書きたい。試しに序論を書いてください。

そして生成された内容が以下です。

本稿の冒頭では、金融分野におけるテクノロジーの急速な発展と、消費者が金融サービスや金融商品にアクセスする方法を変革する可能性を強調することができます。このようなテクノロジーを活用し、分散型金融(DeFi)サービスは、第三者を介さずに利用者の資金に対する完全な自律性と制御を提供することで、従来の銀行業界に挑戦し始めているのです。分散型金融(DeFi)技術が消費者市場に与える影響を検討するには、金融商品の提供、アクセス、コスト、報酬の面で、現在の銀行システムの破壊と変革の可能性を検討する必要があります。

分散型金融(DeFi)サービスの導入は、消費者にチャンスと課題の両方をもたらす可能性がある。一方では、これらのサービスは、消費者により効率的で費用対効果の高い銀行商品へのアクセスを提供し、消費者は従来の銀行システムが提供していたものより低いコストと迅速なサービスを利用することができるかもしれません。一方で、規制や法的保護がないため、消費者は非倫理的な行為や透明性の欠如、手数料のつり上げなどの被害を受けやすく、その結果、大きな損失を被る可能性があります。現在利用可能な様々なDeFiサービスに関するデータを容易に入手することで、これらのサービスが従来の銀行業務とどのように比較されるか、またこのようなサービスの利用に伴う潜在的な機会や落とし穴に関する洞察を得ることができます。

本稿では、分散型金融(DeFi)サービスが消費者市場に与える潜在的な影響について、第一にDeFi技術の現状と潜在的なアプリケーションの概要、第二にDeFi技術が消費者にもたらす機会とリスク、第三にDeFiサービスの導入による従来の銀行システムの破壊の可能性について考察している。

本稿では、これらのトピックを取り上げることで、分散型金融(DeFi)サービスの出現が消費者市場に及ぼす潜在的な影響と、この技術が現在の銀行システムに与える影響について包括的に説明する。

このままでは自分自身も理解できないので「難しい話をわかりやすく説明」という機能でさらに修正をかけていきます。

金融分野におけるテクノロジーの急速な発展は、消費者の金融サービスや商品へのアクセス方法を変革する可能性をもたらしています。分散型金融(DeFi)サービスは、利用者が第三者の関与なしに資金をコントロールすることで、従来の銀行業務に取って代わり始めている。DeFiが消費者市場に与える影響を評価するためには、金融商品の提供、アクセス、コスト、報酬などの観点から、現在の銀行システムの破壊と変革の可能性を分析する必要があります。

本稿では、分散型金融(DeFi)サービスが消費者市場にどのような影響を与えるかを論じる。その焦点は以下の通りである。(1)DeFi技術の現状と応用の可能性、(2)DeFi技術が消費者にもたらす機会とリスク、(3)DeFiサービスの導入による従来の銀行システムの破壊の可能性、に焦点を当てている。

これらのトピックを取り上げることで、分散型金融(DeFi)サービスの出現が消費者市場に及ぼす潜在的な影響と、この技術が現在の銀行システムに与える影響について包括的に説明する。

このように「質問」で文章をつくり「難しい話をわかりやすく説明」を使って修正をかける。すると読みにくい文章がかなり改善されます。

この作業が終わると本格的にデータの収集・分析に入りますが…ここは上手くやってくださいね。

④要点整理と反論づくり

データの分析によって要点ができたら「反対意見を述べる」という機能で反論をつくっていきます。

ここでのポイントはどんな文章形態で欲しいのか指示することです。例えば「箇条書きで欲しい」「200文字で反論して」などを提出文の一部に入れてください。

そして生成された文章が読みにくい場合は「難しい話をわかりやすく説明」で簡単な文章にしてもらいましょう。

こうして完成した反論にあなたが集めたデータで論破できるかを検証してください。論破できたならOK。難しい場合は再度、反論を作らせましょう。

⑤AIによる校正は意味のチェックに

人による校正作業は文字の間違いがないかをチェックしてくだい。そしてAIによる校正は「箇条書きでサービスを説明」という機能をつかい文章の意味が通るのかチェックしてください。

チェックの方法は、筋道どおりの論説ができているかを確認するだけです。問題がなければOK。ニュアンスが変だと思う所があれば原文の修正をオススメします。

以上がAIを活用した卒業論文の書き方です。

利用した機能まとめ

AIに質問

この機能は提出する内容によって、欲しい形の文章を指示することができるため汎用性が高いです。なので迷ったらこの機能を使いましょう。ポイントは「箇条書きで20個の案を出して」「200文字で回答して」などを指示すると欲しい文章がつくれます。

箇条書きでサービスを説明

文章を箇条書きにして、理解しやすい文章を作ってくれます。論文を読むときや、文章を校正したい時に使えます。

ちなみに生成された文章を「メルマガの本文」という機能で修正すると面白い文章ができやすい。ぜひやってみてね。

難しい話をわかりやすく説明

生成された文章を読んでも理解できない場合は、この機能で修正すると良いです。難しい話はすべて分かりやすくして貰いましょう。

反対意見を述べる

あなたの論説について反対意見を作りたいときに使います。読みにくい文章が出やすいので上記の機能にぶち込んで修正するのもありです。

メルマガの本文(番外編)

上記考察には出ていませんが、本文の執筆に行き詰ったときに役に立ってくれる機能です。

要点を箇条書きで提出すると、人に伝えるための文章に早変わりします。どう書けばいいか迷った時の利用がおすすめです。

他にもたくさん使える機能があります。Catchyを使ってみたいと思った場合はこちらの記事を読んでから利用してくださいね。

論文にAIをつかう時の注意点

規制が入るかもしれない

NY公立学校ではAIによるライディングサービスの利用を禁止する動きがあります。この動きが日本にも来た場合、大学の提出物に対する利用も制限される可能性があります。

またAIがつくった文章の著作権はだれのものか?という法律面での不明瞭さが日本でも問題になっています。

そのためAIが書いた文章を全面的に使うのではなく、思考を深めるための利用に留めておくのがベターでしょう。

生成された文章が正しいとは限らない

AIはさまざまデータ(フェイクニュースが入っているかもしれない)を基に学習しているため、間違った内容を出してくることがあります。なので生成された文章が本当に正しいのか?疑問を投げかけながら読んでください。決して鵜呑みにしてはいけません。

以上で今回の考察は終わりです。いかがでしたか?為になったよという方はぜひ実践してください。卒業論文以外にも使えると思います。

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