今回も文章生成AIに関する話題で、タイトルの通り
画像生成AI向けの呪文(プロンプト)をChatGPTに作って貰うための依頼文
を紹介する内容となっています。
この記事を読むと以下のことが持ち帰れます。
- 初心者でも良い画像が作れるプロンプト
- プロンプト改良の注意点
さっそく本題に入りたいところですが、ChatGPTをうまく使うために最低限、押さえおきたい内容だけを先にお伝えします。
目次
パフォーマンスは言語によって変わる
ChatGPTをつかう上で重要なのは英語で指示を出すことです。理由は学習データの量によって、蓄えている知識に差があるから。イメージとしては日本語だと中学生、英語だと大学生ぐらい知識に差があります。そのため精度を求める人はDeeplのような翻訳機を通すことをおすすめします。
また、ゼロからプロンプトを学習したい人はこちらを参考にしてくださいね。
前提知識を理解したところで、画像生成AI向けの呪文を生成するプロンプトを紹介します。
画像づくりに最適な呪文生成プロンプト
コピペするだけで原稿ができる
画像生成に必要な英文プロンプトをChatGPTに出させるには、以下の空白部を埋めるだけでOKです。
画像生成AI向け英文プロンプトをつくるために <空白>を構成する内容を表現してください。 なお文章は500文字程度出力し一文にまとめる、分節は「.」で連結する
試しに<空白>を埋めてみました
画像生成AI向け英文プロンプトをつくるために 「スポーツカー」を構成する内容を表現してください。 なお文章は500文字程度出力し一文にまとめる、分節は「.」で連結する
そして生成された英文をStable Diffusionのデモサイトで画像化したものがこちら。

追加プロンプトによる要素設定
前述したプロンプトで英文を生成させた後、あなたが含めたい要素を追加指示することで、狙った画像になる呪文をChatGPTに作らせることできます。今回は試しに以下の要素を追加しました。
#追加要素
・スピード感を出すために光を表現
・斜め上からのアングルでの視点
・都会の高速道路を走っている
出力された呪文をデモサイトで画像化すると

3月22日追加情報
海外のプロンプト生成手法
海外で流行ってるミッドジャーニープロンプト翻訳版です。プログラミング無し。汎用性高くて初心者にもおすすめです。
— KEITO💻AIディレクター (@keitowebai) March 13, 2023
↓試してみてください。
続きはスレッド。 pic.twitter.com/Q6lRKLkcI0
上記ツイートで紹介されている2つのプロンプト使えば、複数のパターンを生成することができます。ぜひ参考にしてくださいね。
コピペするプロンプト
<空白>の構図を次の主要な要素に分解し、それぞれの要素を列とした表を作成してください。
行:動物、構図、カメラアングル、スタイル、ルームタイプ、フォーカスポイント、テクスチャー、ディテール、カラーパレット、ブランド、照明、ロケーション、時間帯、ムード、風景
テーブルを10行10列のデータを英語にして埋める。
構図 = “エディトリアルスタイルの写真“
赤文字部にあなたが出力したい要素を追加してChatGPTに投げてください。すると英語の表が完成します。
各行をカンマで区切った文として記述してください。各文章に –ar 16:9 を付けてください。
回答がきた後に上記第二プロンプトを投げると、画像生成AI用の英語プロンプトが完成します。
Midjourneyで生成された画像
実際に生成されたプロンプトをMidjourney(ミッドジャーニー)で生成された画像がこちら。
出力結果2
— KEITO💻AIディレクター (@keitowebai) March 13, 2023
良い感じ👍 pic.twitter.com/cWjCyFd2qx
画像生成AIの成長に伴って、簡単なプロンプトでも綺麗な画像が生成されるようになりました。
生成されるプロンプトについて
画像生成AIに使うなら修正は必須
上記で生成させた画像生成AI向けの呪文は、人がゼロから考えるのが面倒な「画像の構成要素」を出させるためのものです。
なので、あなたが作りたい画像イメージに近づくようにプロンプトの修正は必須と言えます。
裏を返せば「修正作業」こそが個性を表現するところ。英語プロンプトはを修正するのは面倒に感じますが心に止めておいてくださいね。
でもそんなの面倒だよ!って人には。
万能デザインツールCanva proがおすすめ
Canva Proは短い日本語でも画像生成ができるAIを搭載しており、短いプロンプト(フューチャリスティックな魔法の森の街)でも画像生成できます。

また画像生成AIあるあるの「環境構築の手間」が一切不要で、Googleアカウントだけで始められます。
手軽なのに画像や動画、プレゼンなどを作ったり、各種SNS投稿までCanva内で完結することも可能です。私も2年以上有料プランを愛用しています。
素材画像を提供したら稼ぐことも可能
作った画像や動画・プレゼンのひな型などを提供し、それが使われると収入が得られます。これってスゴイことで、儲けながらサービスが使えるのです。
でも難しんでしょ?と思われるかもしれませんが、AI関連の画像はChatGPT の出現で需要が高いのに、画像が少ない状態。つまりAI関連の画像を生成して「少し加工」したものを提供するだけなんです。
稼げる画像をつくるなら有料機能は必須ですが、チャレンジするのは無料でもできます。ぜひCanva Proを試してみてね!
おわりに
画像生成などのAIを使いこなすには、良いプロンプトをたくさん見て試す必要があります。
しかし日本語のプロンプト集はあまりありません。そこで実生活に活かせるプロンプト集を以下の記事にまとめています。
随時更新しているので参考にしてね。