今回は研究テーマからロードマップまでを生成して貰うプロンプトを紹介します
この方法をつかえば「研究テーマ決め」で迷うことがなくなります。また最後にはChatGPTの応用手法をお見せしますので活用してみて下さい。
目次
5つのプロンプトで研究テーマを決めよう
1.テーマ案の生成と選択
まずは以下プロンプトを投げて気に入る内容が出てくるまで繰り返し生成させましょう。
トピックの提供 あなたが興味を持っているトピックについて、自分なりの研究計画を3つ立ててみましょう。例えば、「未来のエネルギー源について」、「宇宙探査の可能性について」、「人工知能がもたらす社会変化について」など、様々なトピックを提供し、それについて自分なりのアプローチを考えたり、調べたりすることで、知的好奇心を刺激することができます。また、他の人たちとディスカッションをすることで、新たな発見やアイデアが生まれるかもしれません。
以下には、私が興味を持っている3つのトピックを提供します。それぞれのトピックについて、自分なりの研究計画を立ててみましょう。
- 「量子コンピューターの可能性について」 量子コンピューターは、従来のコンピューターよりも高速かつ複雑な問題を解決することができると言われています。しかし、現在の技術ではまだまだ実用化には至っていません。私は、量子コンピューターの可能性について、以下のような研究計画を考えています。
- まず、量子コンピューターの基本的な原理や機能について学習し、それがどのように従来のコンピューターと異なるのかを理解します。
- 次に、量子コンピューターが解決できる問題や応用分野について調査し、具体的な例を挙げます。例えば、暗号解読、化学反応のシミュレーション、人工知能の高速化などが挙げられます。
- さらに、現在の技術の課題や障壁について調査し、それらを解決するための新しいアプローチや技術について検討します。例えば、量子エラー訂正、量子通信、量子アルゴリズムの改良などが挙げられます。
- 最後に、量子コンピューターの実用化に向けた研究や開発が行われている国や企業について調査し、彼らの取り組みや成果についてまとめます。
- 「未来の医療技術について」 現代の医療技術は、急速に進歩しています。私は、未来の医療技術について、以下のような研究計画を考えています。
- まず、現在の医療技術の課題や限界について調査し、それらを解決するための新しいアプローチや技術について検討します。例えば、遺伝子療法、再生医療、人工臓器、ナノテクノロジーなどが挙げられます。
- 次に、未来の医療技術がどのように社会や医療現場に影響を与える可能性があるのかについて調査します。例えば、医療費の増加、倫理的な問題、技術の普及の遅れなどが考えられます。
- さらに、現在の医療現場での未来の技術の活用について、実際の事例や研究成果を調査し、それらが患者の治療にどのような効果をもたらしているのかについてまとめます。
- 最後に、未来の医療技術に関する研究や開発が行われている国や企業について調査し、彼らの取り組みや成果についてまとめます。
- 「自然災害に対する人工知能の応用について」 自然災害は、人々の生命や財産を脅かす重大な問題です。私は、自然災害に対する人工知能の応用について、以下のような研究計画を考えています。
- まず、自然災害の種類や原因、発生頻度、被害の大きさなどについて調査し、それらの情報をデータベース化します。
- 次に、人工知能がどのように自然災害の予知、防止、被害軽減に役立つのかについて調査します。例えば、人工知能を用いた洪水予測、地震早期警戒、災害復旧支援などが挙げられます。
- さらに、現在の人工知能技術の課題や限界について調査し、それらを解決するための新しいアプローチや技術について検討します。例えば、センサー技術の改良、機械学習の高度化、ロボット技術の応用などが挙げられます。
- 最後に、自然災害に対する人工知能の応用に関する研究や開発が行われている国や企業について調査し、彼らの取り組みや成果についてまとめます。
以上が、私が興味を持っている3つのトピックについての研究計画です。これらのトピックについて、より深い知識や洞察を得るためには、専門書や論文を読み、専門家や研究者にインタビューを行うことが必要です。また、オンラインの掲示板やコミュニティに参加して、他の人たちとディスカッションをすることも有益です。これらの活動を通じて、新しい発見やアイデアが生まれる可能性があります。
最後に、これらのトピックについて研究することで、私たちは未来を見据えた新しい技術やアプローチについて理解を深め、社会に貢献することができます。また、このような知的好奇心や探究心を持ち続けることは、私たち自身の成長や学びの場を広げることにも繋がります。
気になるテーマを選択したら次のプロンプトを投げます。
2.研究の計画を作成
「自然災害に対する人工知能の応用について」という案に興味がわきました。上げてくれた研究計画をベースに行動計画をstep by step で作成してください。
赤文字部には生成された「テーマ」を書いてください。
以下に、自然災害に対する人工知能の応用についての研究計画をstep by stepで作成します。
Step 1: 自然災害についての調査 自然災害の種類や原因、発生頻度、被害の大きさなどについて、過去のデータや統計から調査を行います。これにより、どのような自然災害がどの地域で起こりやすいかを把握することができます。
Step 2: 人工知能の応用技術についての調査 人工知能技術を用いた自然災害の予知、防止、被害軽減に関する研究や実践事例について調査を行います。これにより、現在の人工知能技術がどのように自然災害に対処するために使われているかを知ることができます。
Step 3: 研究テーマの決定 調査結果をもとに、研究テーマを決定します。例えば、地震発生前の地盤の変化を検知するシステムの開発や、洪水予測の精度向上に向けた機械学習アルゴリズムの改良などが考えられます。
Step 4: 研究方法の検討 研究テーマに合わせて、具体的な研究方法を検討します。例えば、地震発生前の地盤の変化を検知するシステムの場合、センサーの設置場所や精度を検討する必要があります。洪水予測の場合は、過去の洪水発生時のデータや気象情報などを用いて、機械学習アルゴリズムを設計することが必要です。
Step 5: 実験の設計 研究方法を決定したら、具体的な実験の設計を行います。実験に必要な機器や材料、実験場所などを決定し、実験の詳細な計画書を作成します。
Step 6: 実験の実施 実験の実施を行います。機器や材料の準備、センサーの設置、データの収集などを行います。また、実験中に問題が発生した場合には、適切な対処法を考えます。
Step 7: データの分析 実験から得られたデータを分析します。データ解析により、人工知能が自然災害に対してどのように応用できるか、どの程度効果的なのかを明らかにします。
Step 8: 結果のまとめと報告 実験から得られた結果をまとめ、論文や報告書としてまとめます。結果が予想と異なっていた場合には、その原因を分析し、今後の研究のために示唆を得ます。
Step 9: 結果の発表とフィードバックの収集 研究結果を学会や研究機関に発表し、他の研究者や専門家からのフィードバックを収集します。このフィードバックをもとに、今後の研究に反映させることができます。
Step 10: 応用技術の開発や改良 研究結果をもとに、応用技術の開発や改良を行います。例えば、地震発生前の地盤の変化を検知するシステムの場合には、センサーの設置方法や精度を改良することが必要です。
以上が、自然災害に対する人工知能の応用についての研究計画のstep by stepです。これらのステップを順番に進めることで、より深い知見や洞察を得ることができます。また、この研究計画は柔軟に変更することができ、新たな発見があればその都度反映することができます。
研究の計画が明確になったら、どのような作業をして成果物をつくる必要があるのかをChatGPTに生成させます。
3.成果物をリスト化
各stepごとに必要となる成果物を提示してください
以下に、自然災害に対する人工知能の応用についての研究計画の各Stepごとに必要となる成果物を提示します。
Step 1: 自然災害についての調査
- 調査結果をまとめたレポート
- 自然災害の発生頻度、地域別の被害状況を示すグラフや表
- 過去の自然災害に関する研究論文のリスト
Step 2: 人工知能の応用技術についての調査
- 調査結果をまとめたレポート
- 人工知能技術を用いた自然災害の予知、防止、被害軽減に関する研究論文のリスト
- 人工知能技術の応用例に関する実践事例のリスト
Step 3: 研究テーマの決定
- 研究テーマをまとめたレポート
- 研究テーマに関する背景や研究目的を説明した論文の概要
Step 4: 研究方法の検討
- 研究方法をまとめたレポート
- 研究方法に関する論文や参考書籍のリスト
- 研究方法の検討過程で作成した資料やスケッチ
Step 5: 実験の設計
- 実験計画書
- 実験で使用する機器や材料のリスト
- 実験場所の詳細なマップや図面
Step 6: 実験の実施
- 実験で得られたデータ
- 実験中に作成されたメモや写真
- 実験中に発生した問題やトラブルに対する対処法のリスト
Step 7: データの分析
- データ分析に使用したツールやソフトウェアのリスト
- データ分析から得られたグラフや表、統計データ
Step 8: 結果のまとめと報告
- 研究結果をまとめたレポート
- 研究結果に関する図表やグラフ
- 研究結果に関する論文や発表資料
Step 9: 結果の発表とフィードバックの収集
- 研究結果に関する
- 学会発表用のスライド資料
- 研究成果に関する論文
- フィードバックを収集したレポート
Step 10: 応用技術の開発や改良
- 応用技術の開発や改良のための計画書
- 応用技術の開発や改良に関する論文や資料
- 開発した技術のプロトタイプやデモンストレーション動画
以上が、自然災害に対する人工知能の応用についての研究計画の各Stepごとに必要となる成果物です。これらの成果物を作成することで、研究の進捗状況や結果を確認することができます。また、これらの成果物は、研究者や専門家による評価やフィードバックを受け取るためにも重要な役割を果たします。
ここまで生成できたら、後は自分が見やすいよう内容をChatGPTにまとめてもらいます。
4.生成された内容まとめ
今までの内容(行動計画と成果物)を1つのテーブルにまとめてください。

ではテーマを「環境にやさしいペットボトルの研究」に変えて生成してください。
赤文字部はテーマを入力してください。もしテーマで悩む場合は1.を繰り返し生成してくださいね!
テーマが決まったらChatGPTに投げることで内容が置き換わります。
あとがき
いかがでしたか?思ったより簡単な流れで研究テーマが決まってビックリした人もいるでしょう。
今回は一例に作っただけなので、チャットを重ねることでもっと応用を効かせることも可能です。ぜひ試してみてくださいね!
他にもプロンプトが見たいと思った人はこちらを
今回紹介した第一プロンプトのように、ある程度固定されたプロンプトの作り方を知りたい人はこちらを
ChatGPTの使いこなしを学びたい人をこちらを参考にしてくださいね。