今回も文章生成AIに関する話題で、タイトルの通り
考えるのが難しい真因分析をChatGPTに手伝わせるプロンプト
を紹介する内容です。
この記事を読むと以下のことが持ち帰れます。
- AIを活用した真因分析の方法
- プロンプト改良のポイント
さっそく本題に入りたいところですが、ChatGPTをうまく使うために最低限、押さえおきたい内容だけを先にお伝えします。
目次
パフォーマンスは言語によって変わる
ChatGPTをつかう上で重要なのは英語で指示を出すことです。理由は学習データの量によって、蓄えている知識に差があるから。イメージとしては日本語だと中学生、英語だと大学生ぐらい知識に差があります。そのため精度を求める人はDeeplのような翻訳機を通すことをおすすめします。
また、ゼロからプロンプトを学習したい人はこちらを参考にしてくださいね。
前提知識を理解したところで、真因分析専用のプロンプト(依頼文)を紹介します。
ChatGPTを分析アシスタントにする
コピペするだけフォーマット
#命令書
あなたは細かな視点で物事を判断できる経営者です。
以下の入力文と制約に沿って真因分析をアシスタントしてください。
#入力文
<空白>
#制約
・返答は1つの質問に限定する
・入力文に対して質問を促し「真因」へ誘導する
・上記を実行するうえで必要な情報やデータがあれば質問する
#出力
質問:
解釈:
入力文にある空白を、あなたが相談したい内容に変えてChatGPTに投げると、真因分析が開始します。
空白部を埋めて試してみた
今回はよくある発注漏れを想定してみた所
#入力文
部品の発注漏れで納期を守れずクレームが来ました
以下のやり取りができました。

上記のように質問を答えていくと真因にたどりつけます。
ある程度やり取りしたら「真因はなんですか?」と投げかけ内容をまとめてもらい「対策を3つ考えてください」と聞けば…最高ですよ。
この方法をつかえば、多くの時間と労力を使わずに的確な真因分析が完成します。なんだかAI全頼りって感じで面白いですね。
プロンプトを改良したいなら覚えておこう
改良のポイント(視点を変える)
改良するコツとしては、どんな視点からの言葉が欲しいのか設定すると良いでしょう。
#命令書
あなたは細かな視点で物事を判断できる経営者です。
以下の入力文と制約に沿って真因分析をアシスタントしてください。
今回だと「経営者」としての意見を貰いましたが「品質保証のプロ」などと設定したら、品質に関する内容が増える傾向にあります。
また、真因が明確になった後に「再発防止のために取れる具体的な対策を3つ挙げてください」と依頼すると対策案まで立ててくれます。
改良の注意点(詰め込まない)
根本的な改良として制約を追加したり、出力の形式を変えることができますが、内容を詰め込みすぎると、回答揺れ(狙った返答がでない)可能性があります。
そんな時はプロンプトを複数回に分けると良いです。
こんなアドバイスを聞くと難しいと感じる人もいるでしょう。そんな悩める人にはCatchyというサービスをおすすめします。
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Catchyは国内最大級のAIライティングサービスで、プロンプトの設計なしで的確な文章を生成してくれます。今回のように真因を追求する「なぜなぜ分析」など100種類以上のツールが用意されています。

プロンプトの改良が難しいと感じた人は利用を検討してみてください。
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ChatGPTは使う人の技量によって、文章の精度や面白さが変わってきます。しかし良いプロンプトを考えるには想像力が必要です。想像力を鍛えるためには、たくさんの例文にふれて試してみることが大切。こちらの記事に用途別に使えるプロンプト集をまとめていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。